「えろいね」の一言が、心に残るのはなぜか
パートナーや誰かに「えろいね」と言われて、どう受け取っていいかわからない——そんな相談は珍しくありません。嬉しいような、恥ずかしいような、値踏みされたような。受け取り方が揺れるのは、私たちが「女性の性欲=はしたない」という古い刷り込みの中で育ってきたからです。
まず確認したいのは、性欲があること・性に関心があることは、健康な体と心の自然な働きだということです。程度の個人差はあっても、それ自体に「えろい/清い」という優劣はありません。
言われた場面別・気持ちの整理
性欲との健康的な付き合い方
性欲の強さには個人差があり、同じ人でも周期・年齢・ストレスで変動します。[1]「強すぎる気がする」「最近ない」のどちらの悩みも、多くは正常の範囲です。大切なのは、自分の欲求を恥じることでも我慢し続けることでもなく、安全でお互いの同意がある形で満たし方を知っておくことです。セルフプレジャーはその最も安全な方法の一つです。
「性欲=はしたない」の刷り込みは、どこから来たのか
「えろい」という言葉に過剰に反応してしまう背景には、社会的な刷り込みの歴史があります。少し引いた視点で見てみましょう。
多くの人が、性教育で「危険と我慢」は教わっても、「心地よさとの健康的な付き合い方」は教わらずに育ちます。メディアでは女性の性欲は「特別なもの」として扱われ、日常会話では冗談の種にされる。この環境では、自分の自然な欲求に戸惑うのは当然のことです。
でも近年は、世界的に「性の健康(セクシュアル・ウェルネス)」という考え方が広がり、女性が自分の体と欲求を知ることは、健康管理の一部として扱われるようになってきました。WHOも性の健康を「病気がないことではなく、性に関して身体的・感情的・精神的・社会的に良好な状態」と定義しています。[2]
あなたが自分の欲求を理解し、大切に扱うことは、時代遅れの視線に合わせて恥じることより、ずっと健全です。
よくある質問
性欲が強い気がして、自分が「えろい」ことに悩んでいます
パートナーの「えろいね」が嫌なのに、嫌と言えません
えろい自分と、普段の自分のギャップに戸惑います
💌 まず、話すだけでいい。
「気持ちよさが分からない」「自分はおかしいのかな」——どんな入口でも大丈夫です。解決しなくていい、決めなくていい。あなたの気持ちを聞かせてください。
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