閉経の前後に起こりやすい変化
閉経の前後には、女性ホルモンの変化によって、腟の乾きや、挿入時の痛みを感じる方もいると言われています。気分の浮き沈み、眠りの浅さなど、体全体の変化が重なることもあります。
こうした変化は、婦人科で相談できることです。痛みを我慢して続ける必要はありません。
体の症状があるときは:NPOASは医療機関ではなく、診断や治療はできません。痛み・出血・かゆみなどが続くときは、婦人科の受診を検討してください。
痛みを我慢しない
痛いのに応じ続けると、「またあの痛みがくる」と体が身構えるようになり、ますます感じにくくなることがあります。
挿入だけがセックスではない
触れ合い方は、ひとつではありません。キス、抱きしめること、手や口で触れること、ただ肌を寄せて過ごすこと。挿入をゴールにしないと決めるだけで、気持ちが楽になる方もいます。キス・愛撫の基礎やスキンシップも参考にしてください。
自分の心地よさを、知り直す
体が変わると、心地よい触れ方も変わることがあります。一人の時間に、どんな触れ方ならいまの自分が心地よいかを確かめ直してみてください。自己開発は、年齢に関係なく、自分を知るための時間です。
パートナーに伝えるとき
痛みや乾きのことを、相手に言い出しにくい方もいます。けれど、相手は知らないまま、以前と同じように進めているだけかもしれません。「最近、痛みを感じることがある」「ゆっくりだと楽」と伝えるだけで、相手のほうも進め方を変えやすくなります。婦人科で相談したことや、潤滑剤を使いたいことも、隠さずに伝えてかまいません。
したくないなら、しなくてもいい
反対に、「もうしたくない」と感じることもあるかもしれません。それも自然な気持ちです。パートナーとのあいだで差があるときは、セックスレスとの向き合い方も参考にしてください。したいかどうかを決めるのは、あなた自身です。
よくある質問
50代でもセックスを楽しめますか?
楽しみ方は人それぞれです。痛みを我慢しない、挿入をゴールにしない、潤滑剤を使うなど、いまの体に合わせた工夫をしながら、自分なりの心地よさを探してみてください。
挿入が痛くなりました
痛みを我慢して続けないでください。潤滑剤を使う、時間をかけるといった工夫とあわせて、乾きや痛みが続く場合は婦人科で相談してください。
もうしたいと思えません
それも自然な気持ちです。したいかどうかは、あなたが決めていいことです。パートナーとの差に悩むときは、一人で抱えずに相談してください。
関連する情報
参考文献
- 潤滑剤の使用と女性の性的な快さ・満足度・性器の症状の関係を調べた日記調査(Herbenick ら, 2011)。PubMed